情報セキュリティ基本方針
令和8年7月17日 制定
1.基本的な考え方
当社(道後観光ゴルフ株式会社)は、会員の皆様・来場者の個人情報および業務上の重要情報を適切に保護することが、事業を継続する上での重要な責務であると認識しています。
情報セキュリティに関するリスクに適切に対処するため、本方針を策定し、全役員・従業員がこれを遵守することで、情報資産の機密性・完全性・可用性を確保します。
2.情報セキュリティ対策の実施状況
(1)技術的対策
- ウイルス対策ソフト(ESET)を全クライアントPC(16台)に導入し、定期的なバージョン更新を実施しています
- 統合セキュリティサービス(キヤノン HOME type-U4L)を導入・運用し、外部からの不正アクセスを防止しています
- 基幹システムのOSアップデートは、システムベンダーと協議のうえ手動で管理し、安定稼働とセキュリティの両立を図っています
- 社内ネットワークは光回線を使用し、クラブハウス・レストラン・コース管理事務所の3拠点にWi-Fiを整備しています
(2)運用・管理的対策
- 社外へのPC持ち出しを禁止する方針を徹底し、情報漏洩リスクを低減しています
- 不審メール・フィッシングメールへの対応方法に関する社内教育を年1回以上実施しています
- 基幹システムのデータはNASによるバックアップ体制を整備し、データの可用性を確保しています
- 基幹システムのサーバ(Windows Server 2022)については保守契約を締結し、障害時の迅速な対応体制を維持しています
(3)今後の取り組み
- パスワード管理ルール(最低文字数・複雑性要件・定期変更)を令和8年度中に策定し、全従業員に周知・徹底します
- 情報セキュリティに関する内部確認の仕組みを令和8年度中に整備します
- SECURITY ACTION二つ星宣言に基づく情報セキュリティ自社診断(25項目)を実施し、継続的な改善に取り組みます
3.適用範囲
本方針は、道後観光ゴルフ株式会社の全役員および全従業員(正社員・パート・アルバイトを含む)に適用します。また、業務委託先等の関係者に対しても、必要に応じて本方針の趣旨に沿った情報セキュリティ対策を求めます。
4.推進体制
情報セキュリティの推進体制は以下のとおりです。
| 役割 | 担当 |
| 情報セキュリティ最高責任者 | 代表取締役 中西 清 |
| 情報セキュリティ実務責任者 | 総務部長 畠山 礎(兼務) |
5.法令・規範の遵守
当社は、個人情報の保護に関する法律をはじめとする情報セキュリティに関連する法令・規範を遵守します。また、SECURITY ACTION(IPA)の二つ星宣言に基づき、中小企業の情報セキュリティ対策ガイドラインに従った取り組みを推進します。
6.違反時の対応
本方針に違反した場合、または情報セキュリティ上のインシデントが発生した場合は、速やかに情報セキュリティ実務責任者へ報告し、被害の拡大防止および原因究明・再発防止策の実施に取り組みます。
7.方針の見直し
本方針は、事業環境の変化・法令の改正・情報セキュリティに関するリスクの変化等を踏まえ、定期的に見直しを行い、継続的な改善に努めます。
制定:令和8年7月17日
道後観光ゴルフ株式会社 代表取締役 中西 清
DX推進基本方針
令和8年7月30日 制定
1.経営ビジョンとDXの方向性
当社は、1968年の創業以来、愛媛県松山市において会員制ゴルフ場「道後ゴルフ倶楽部」を運営してきた。松山城・道後温泉という全国屈指の観光資源に隣接した立地を活かし、約1,400名の会員の皆様と国内外からの来場者に最高のゴルフ体験をお届けし続けることが、当社の変わらない使命である。
ゴルフ場業界においては、人手不足の深刻化・エネルギーコストの上昇・デジタル化による顧客接点の多様化が急速に進んでいる。こうした環境変化に対応し、持続的な成長と収益力の強化を実現するため、当社はデジタルトランスフォーメーション(DX)を経営の重要テーマと位置付ける。
当社が目指すDXの方向性は、「デジタル技術の活用によって業務の生産性を高め、浮いたリソースを顧客サービスの質向上と従業員の働きやすさの改善に充てること」である。大規模なシステム刷新ではなく、現場の実態に即した着実な改善を積み重ねることで、地域に根差した会員制ゴルフ場としての競争力を維持・強化していく。
2.DX推進体制・人材育成方針
(1)推進体制
現時点では専任のDX担当部署は設置していないが、総務部長を実務担当者(DX推進責任者)として、代表取締役の指示のもとでDXに関する計画の立案・実行・進捗管理を行う。
| 役割 | 担当 |
| DX推進最高責任者 | 代表取締役 中西 清 |
| DX推進実務責任者 | 総務部長 畠山 礎(兼務) |
| 各部門協力 | フロント部門・レストラン部門・コース管理部門の各リーダー |
(2)人材育成方針
DXを「一部の担当者だけの取り組み」にしないため、以下の方針で全従業員のデジタルリテラシー向上を図る。
- 業務で使用するITツール(freee・ChatWork・Notion等)の操作研修を定期的に実施する
- 新システム導入時には事前研修を行い、全関係者がスムーズに移行できる体制を整える
- 情報セキュリティに関する教育(不審メール対応・パスワード管理等)を年1回以上実施する
- DX推進責任者は外部セミナー・補助金説明会等への参加を通じて最新情報の収集に努める
3.ITシステム環境整備方針
(1)現状のITシステム構成
当社では、ゴルフ場運営に必要な主要業務をITシステムで支援している。主な導入システムは以下のとおりである。
| カテゴリ | システム名 | 形態 | 主な用途 |
| ゴルフ基幹 | スイングクラブ(東京システムハウス) | オンプレ | 予約・会員管理・スコア管理・売上管理 |
| レストラン | ハンディオーダリング+キッチンモニタ(東京システムハウス) | クラウド | 注文受付・厨房連携・売上データを基幹に格納 |
| 会計・経理 | freee会計 | クラウド | 仕訳・決算・財務管理 |
| 勤怠・給与 | freee勤怠管理/給与奉行クラウド | クラウド | 勤怠管理・給与計算(半自動連携) |
| コース管理 | ターフマネージメントサービス(楽天) | クラウド | コース・芝管理・設備点検 |
| 社内連絡・管理 | ChatWork/Notion | クラウド | 社内SNS・ナレッジ管理・プロジェクト管理 |
| Web・集客 | 自社HP/楽天GORA・GDO・じゃらん | クラウド | 情報発信・外部予約プラン掲載 |
(2)現状の課題
- 基幹システム(スイングクラブ)は外部クラウドとのAPI連携に対応していないため、日報データを担当者が手動加工してfreee会計にインポートする半自動運用となっており、人的工数(月約15時間)とミスのリスクが生じている
- freee勤怠管理から給与奉行クラウドへのデータ連携も半自動であり、給与計算業務に手作業(月約2時間)が残っている
- 勤務シフトの管理にGoogleスプレッドシートを使用しており、専用ツールと比較して管理効率に課題がある
- 情報セキュリティ面では、パスワード管理ルールが未整備である
- 基幹システムに蓄積される来場者データ(予約・利用履歴・コンペ参加データ等)について、現状は収集にとどまっており、分析・活用が十分に進んでいない
- 上記の手作業に伴う業務負荷が、従業員の時間外労働の一因となっていることも課題として把握している
(3)今後のITシステム整備方針
上記の課題を踏まえ、以下の取り組みを段階的に推進する。
- 【優先①】基幹システム→freee会計のデータ連携自動化:日報データのインポート作業を自動化または大幅に簡略化し、月約15時間の手作業を月7時間以下に削減する
- 【優先②】freee勤怠管理→給与奉行クラウドの完全自動連携:現在の半自動工程を自動化し、給与計算業務の正確性と効率を向上させる
- 【優先③】シフト管理の効率化:Googleスプレッドシートに代わる専用シフト管理ツールの導入を検討する
- クラウドサービスの活用範囲を段階的に拡大し、場所・端末を問わず業務できる環境を整備する
さらに、DX推進によって創出される業務効率化の余力(正社員の空き時間)を活用し、基幹システムに蓄積される顧客データの収集・分析・活用を強化する。具体的には、以下の取り組みを進める。
- 曜日別(平日・土日祝)の集客動向データを分析し、閑散期・閑散曜日をターゲットとした集客施策の立案に活用する
- 団体(コンペ)利用データを個人利用と切り分けて詳細に把握できるようシステムの入力・集計項目を見直し、団体誘致施策の精度を高める
- これまでデータの収集・単純集計にとどまっていた段階から、施策立案・実行に直結するデータ活用段階へ発展させる
4.DX戦略の達成指標(KPI)
DX推進の進捗を測るため、以下の指標を設定し、毎期末に確認・評価を行う。
| 指標 | 現状(基準値) | 目標 | 目標時期 |
| 基幹システム→会計システム連携の手動工数 | 月約15時間(1日30分×営業日) | 月7時間以下(50%以上削減) | 令和8年度中 |
| 勤怠→給与連携の手動工数 | 月約2時間 | 月0時間(完全自動化) | 令和9年度中 |
| パスワード管理ルールの整備・周知 | 未整備 | 策定・全従業員周知完了 | 令和8年度中 |
| 従業員一人当たり付加価値額 | 3,423千円(R7.9期) | 3,505千円以上 | 令和8年度末 |
| 平日集客数(顧客データ活用施策) | 年間19,814名(R6年度) | 3%UP(年間20,408名) | 令和9年度末 |
| ビジターリピート率 | 未計測 | 計測体制を構築し、以降目標を設定 | 令和8年度中に計測開始 |
| 正社員離職者数 | 前年度2名→当年度0名 | 業務効率化を通じ年間0〜1名程度を維持 | 令和9年度末 |
※ 基幹→会計連携の工数は1日30分×営業日数をもとに算出した概算値。
※ 平日集客数・ビジターリピート率・正社員離職者数は、顧客データ活用施策および業務効率化の成果指標として設定した。
DX推進により創出される正社員の空き時間は、顧客データの分析・活用のほか、従業員のスキルアップ研修や資格取得にも充当する。これにより従業員の働きやすい職場環境を整備し、人材の定着にもつなげる。
5.代表取締役によるDX推進に向けた意思表明
道後ゴルフ倶楽部は、1968年の創業以来、愛媛県松山市において会員の皆様とともに歩んでまいりました。松山城・道後温泉という歴史ある観光地に隣接した立地を活かし、恵まれた自然の中で最高のゴルフ体験をお届けし続けることが、私たちの変わらぬ使命です。
近年、人手不足の深刻化・物価上昇・デジタル技術の急速な進展など、私たちを取り巻く事業環境は大きく変化しています。こうした変化に対応し、今後も持続的な運営を続けていくためには、デジタル技術を積極的に活用し、業務の効率化と生産性の向上を図ることが不可欠であると考えています。
私は、デジタルトランスフォーメーション(DX)を「業務の仕組みを見直し、より良いサービスを提供し続けるための手段」と捉えています。大規模なシステム刷新ではなく、現場の実態に即した着実な改善を積み重ねることで、従業員が働きやすい環境を整え、その結果として会員の皆様・来場者の皆様へのサービス品質をさらに高めていくことを目指します。
具体的には、業務データの連携自動化による経理・給与業務の効率化、情報セキュリティ体制の強化、そしてデジタルツールを活用した社内コミュニケーションの改善に取り組んでまいります。これらの取り組みを通じて生まれた余力を、人材育成と会員の皆様・来場者の皆様へのサービス向上に充てることが、私たちのDX推進の目的です。
全従業員が一丸となってこの取り組みを進め、創業から半世紀以上にわたり地域に根差してきた道後ゴルフ倶楽部を、次の世代へ引き継いでいく決意です。
令和8年7月30日
道後観光ゴルフ株式会社
代表取締役 中西 清
6.情報セキュリティへの取り組み
当社は、会員の皆様・来場者の個人情報および社内情報を適切に保護するため、以下のセキュリティ対策を実施している。
- ウイルス対策ソフト(ESET)を全クライアントPCに導入し、定期的な更新を実施
- 統合セキュリティサービス(キヤノン HOME type-U4L)の運用により、外部からの不正アクセスを防止
- 社外への持ち出しPCを運用しない方針を徹底し、情報漏洩リスクを低減
- 不審メール・フィッシングメールへの対応方法に関する社内教育を実施
- 基幹システムのOSアップデートは、システムベンダーと協議のうえ手動で管理し、安定稼働を確保
今後の取り組みとして、パスワード管理ルール(最低文字数・複雑性要件・定期変更)を策定し、全従業員に周知・徹底する。また、SECURITY ACTION二つ星宣言(自己宣言ID:50000227798)に基づく情報セキュリティ自社診断を継続的に実施し、改善に取り組む。
制定:令和8年7月30日
道後観光ゴルフ株式会社 代表取締役 中西 清