道後ゴルフ倶楽部 競技成績表37号
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- 03 -皆さん、あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願い致します。私も今年で70歳になります。ゴールドティーから打てるようになるのは嬉しいのですが、何よりも嬉しいのは、この歳で毎週一回(昨年12月は9回)元気にゴルフができることです。他の遊びでもそうでしょうが、実際にやってみないと本当の面白さは解らないものです。私事ですが、70の手習いで最近習字を始めました。縦の線、横の線が真直ぐ引けるようになった時の喜びは格別です。筆の持ち方(ゴルフのグリップと同じ)も、実際に字を書きながら試行錯誤で直してゆかないといけません。穂先の方向をどうするかは、クラブフェースのコントロールに似ています。習字はまだ始めたばかりですが、新しい発見の連続で楽しみになっています。一方ゴルフは、“再現性をいかに高めていくか”だと言う人がいますが、私は毎回新しい発見の連続です(忘れていたことの再発見も多い)。積んでも積んでも崩れてゆく砂上の楼閣のような気もして、悔しい思いもしますが、今年も一年あきらめないで頑張っていきたいと思っております。誰かさんからにぎりをもらえるのを楽しみにしながら。70歳になって気付いたことですが、他人を喜ばすことに無上の喜びを感じている人がいます。仕事や商売の上で“よいしょ”をするのとは違い、心から喜んでいるのです。他人の不幸は自分の幸せ、他人の幸せには腹が立つ、というのが普通ではないかと思います。ゴルフを一緒に回っていても(特ににぎっている時)相手のミスショット、ミスパットを心のどこかで願っている自分を発見し、嫌になることはありませんか。口では「残念でした」とか「今のは肩に力が入りましたね」などと言いながら。同伴者の喜びを自分の喜びにできればどんなに楽しいゴルフになるか、そんな境地になればと願っているこの頃です。年頭のご挨拶理事白石 省三

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